こんにちは、yuzufhanaです!
今回は
6月に公開するオススメ映画6選!でも紹介した
を観てきました!
池井戸潤さんの作品で
今作が初の映画化となりました。
監督には「ゲゲゲの鬼太郎」や「超高速!参勤交代」などを手掛けた
本木克英監督です。
豪華なキャストとなっています。
それでは、感想・ネタバレを書いていきます!
スポンサードリンク
作品紹介
あらすじ
ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、車両の欠陥に気づき、製造元である大手自動車会社のホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太(ディーン・フジオカ)に再調査を要求。同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮(高橋一生)は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始する。それぞれが突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し”―。果たしてそれは事故なのか事件なのか。
監督:本木克英
原作:池井戸潤
脚本:林民生
キャスト
大まかな流れ
ある日、赤松徳郎(長瀬智也)が社長の赤松運送の従業員がトラックを運転中に脱輪が起きて近くにいた母子に目がけてタイヤが飛んでいく。
これによって母親は亡くなった。
↓
トラックの製造元であるホープ自動車から整備不良が原因と伝えられたが赤松運送の整備士・門田駿一(阿部顕嵐)が丁寧に整備をしていたため、赤松はホープ自動車側の構造不良ではないかと疑う。
↓
赤松は自分で調べることを決めて、ホープ自動車に事故車両の部品を返すように伝えるがホープ自動車の沢田悠太(ディーン・フジオカ)に断られる。
↓
ホープ銀行に務める井崎一亮(高橋一生)はホープ自動車の常務・狩野威(岸部一徳)から融資をするように言われたが、経営計画に疑問を感じたため融資を断りホープ自動車について調べ始める。
↓
沢田が取り合ってくれないことから赤松はホープ自動車について調べ始めると過去にも同じような事故があったことを知り、当事者に話を聞きに行く。
↓
沢田は他の部署の人から過去にも同じような事故があったことを知り、同僚の小牧重道(ムロツヨシ)に協力してもらい調べ始めた。
すると、品質保証部だけの「T会議」という会議が行われていることがわかった。
↓
井崎は友人で週刊誌の記者をしている榎本優子(小池栄子)からホープ自動車の社員から会社がリコール隠しをしていることを内部告発したものがいると教えられる。
↓
榎本は赤松と沢田のもとに向かい、ホープ自動車のリコール隠しの記事を週刊誌に載せて発売することを伝える。
しかし、会社からの命令によってその記事が載ることはなかった。
↓
榎本は赤松ともう一度会って、過去に赤松運送と同じようにホープ自動車の被害に遭った会社のリストを渡した。
赤松運送に対して被害者の家族から弁護士を通して訴訟を起こすことが伝えられる。
↓
赤松はリストに載った会社に向かうも大手の会社に敵わないとほとんどの会社は諦めていた。
しかし、ある会社からリストに載っていない会社を紹介されてその会社に向かうと事件があった時の資料をまとめていた相沢寛久(佐々木蔵之介)に会う。
そして、その資料をホープ自動車に勝つために赤松へ託した。
↓
沢田は小牧からT会議に参加していて内部告発をした人物でもある杉本元(中村蒼)からT会議について全て書かれているデータが入ったパソコンを渡される。
↓
赤松と沢田の持っていた資料や井崎が独自に調べていたことからホープ自動車の常務である狩野は警察に捕まり世間にリコール隠しの真実がニュースで伝えられた。
事実がわかったことで赤松は被害者の家族からの訴訟は取り消された。
感想
三菱リコール隠し事件
僕はこの映画を観た後に知ったのですが
この作品は過去に起きた
三菱リコール隠し事件を基にした作品だそうです。
三菱リコール隠し事件とは
2000年(平成12年)7月に発覚した三菱自動車工業の乗用車部門およびトラック・バス部門による、大規模なリコール隠し事件をいう。
結構大きな事件だったようなので
記憶に残っている方もいるのではないでしょうか?
(僕は小学生だったので知りませんでしたが)
当時のことが書かれていたものを読んでみると
あまりにもヒドい内容でした。
この事件を知っている方なら
より今作を楽しめると思います。
弱者が強者に勝つ演出は爽快!
悲惨な事件を基にした作品とはいえ
やはり「これぞ池井戸作品」と言ったところではないでしょうか。
ズル賢い大手会社の上層部にいる強い立場の人間を
中小企業や会社の部下と言った弱い立場の人間が
最初は負けてしまいそうになるも
最後には大どんでん返しをして
弱者が強者に勝つ図は本当に爽快ですね!
弱い立場になりやすいからこそ
こういう話はスッキリしておもしろいですね(^^)
3人が協力するわけではなかった
予告だけ観て感じていたのは
赤松(長瀬智也)と沢田(ディーン・フジオカ)と井崎(高橋一生)が
全く関係がなかったのが
自ずと協力関係になっていくのだと思っていました。
蓋を開けてみると
協力という協力を一切していませんでした笑
各々が独自の調査方法をしていたら
3つのピースがいつの間にか合わさって事件が解決していました。
まだ赤松と沢田は関わっているのですが
井崎が一切この2人と関わりがなかったのには驚きましたね。
唯一この3人と関わっていたのは
榎本(小池栄子)だけでした。
まあ思っていたものとは違ったな〜
というだけのことですが…
最後に
悲惨な事件を1つの作品として
観やすくて爽快感を味わえる作品でした!
実は池井戸作品を観るのは今作が初めてでした。
あれほど話題になっていた「半沢直樹」ですら
1話も観ていませんでしたからね笑
でも弱者が強者に勝つ大どんでん返し作品ということは
話で聞いていたこともあり作風だけは簡単に知っていました。
これを機に「半沢直樹」でも観て
「倍返しだ!」って今更ながら言ってみようかな笑
それでは最後まで読んでいただき
ありがとうございました!