ゆずの坂

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「ラプラスの魔女」- 未来予測が出来ることは夢を見れなくなる【感想・ネタバレ】

こんにちは、yuzufhanaです!

 

GWが空けて最初の映画記事になります。

 

 

今回は

ラプラスの魔女

を観てきました!

 

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東野圭吾原作の映画化作品になりますね。

てか映画化されるスパンが短くない?笑

 

なんて思いますが

原作がよくて映画化もしやすいからなのかな?

 

 

監督には「着信アリ」「悪の教典」などを手掛けた

三池崇史監督

 

そして脚本には「半沢直樹」「下町ロケット」などを担当した

八津弘幸さん

 

これだけでも観たいと思える作品ですね(^^)

 

 

主演は嵐の櫻井翔さん

脇を固めるのが広瀬すずさん、福士蒼汰さんの他に

志田未来さん、玉木宏さん、

リリー・フランキーさん、高嶋政伸さん

といった今を時めく方から実力のある方ばかりです。

 

 

それでは感想・ネタバレを書いていきます。

 

 

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作品紹介

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「ラプラスの魔女」予告

 

あらすじ

連続して起きた2つの不審死。それぞれの事件現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での<硫化水素中毒死>…そして、驚くべきことに、死亡した二人は知人同士であった。警察はこの不可解な事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井翔)に依頼する。もし一連の事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば。犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所」へと「ピンポイントで被害者を誘導した」ことになる。そんなことは絶対に不可能だ。[ラプラスの悪魔]でもない限り…。 

ラプラスの魔女 || TOHOシネマズ

 

監督:三池崇史

原作:東野圭吾 

脚本:八津弘幸

 

キャスト

櫻井翔

広瀬すず 福士蒼汰

志田未来 佐藤江梨子 TAO 玉木宏

高嶋政宏 檀れい リリー・フランキー

豊川悦司

 

 

全体の流れ

ある温泉地で起きた硫化水素中毒死』について調べることを依頼された地球科学者・青江(櫻井翔でしたが山中の複雑な地形で屋外ということから不可能だと思いました。

 

 

青江の元に今回起きた事故は「殺人ではないか?」と疑う刑事・中岡(玉木宏が訪れました。

その理由は今回亡くなった映像プロデューサー・水城は多額の遺産を持っていて妻の千佐都(佐藤江梨子が「遺産目的で殺人をしたのではないか?」というものでした。

 

 

謎が解けないまま数日経ったある日、他の温泉地で俳優・那須が同じ死に方をしていました。

中岡は殺された二人が芸能関係の人間だったことから「千佐都が夫を殺した共犯者の那須野を口封じするために殺したのではないか?」と推理しました。

 

 

青江が温泉地の宿で今回の事件について調べていると一人の少女・羽原円華(広瀬すずが現れて「友達を探してる」と友達の写真を見せて事件現場に連れていって欲しいと言いました。

 

 

青江は円華と共に現場に向かいました。

円華は今回の事件は硫化水素の流れを予測して起きたこと友達がこの事件に関わっていること、そして自分のことをラプラスの魔女と名乗って去って行きました。

 

 

水城と那須野について調べていた中岡は二人が直接関わっていないことを知りました。

しかし、唯一あった共通点が映画監督・甘粕才生(豊丘悦司)と関わっていたことでした。

 

 

才生について調べた中岡は青江の元に向かい、才生の家族が『硫化水素中毒』の被害になったこと被害にあってからの一年間ブログを書いていたことを伝えました。

 

 

ブログには才生の妻と娘が亡くなり息子の謙人が意識不明になったこと手術をして意識を取り戻したが記憶を失っていたこと最後には謙人と会うのをやめたことが書かれていました。

 

 

才生について調べ始めた青江は才生の若い頃の写真が円華に見せてもらった写真に似ていたことから才生の息子・謙人(福士蒼汰は円華の探している友達だということに気づきました。

 

 

円華に呼ばれて向かった先で青江は円華が気体の動きを予測するところを目の当たりにしました。

そこに円華を連れ戻しに来た黒服が現れて青江についてくるように指示をしました。

 

 

連れて行かれた先は円華の父親・羽原全太郎(リリー・フランキーが脳について研究をしている大学病院でした。

そこで青江は謙人の手術をしたのが全太郎で手術後に予測ができる能力を持ったこと円華の母親(檀れい)が円華の目の前で台風に巻き込まれ亡くなったことを知りました。

 

 

円華は謙人に協力して予測の難しい乱気流を研究しているうちに自分も予測できるようになるために手術をして予測する能力を得ていました。

 

 

才生について調べていた中岡は「家族を殺したのが水城と那須野でその恨みから才生が二人を殺したのでは?」と推理をして才生の居場所を突き止めるが介護センターにいて殺人できそうな体ではありませんでした。

 

 

青江と円華は謙人を探す手掛かりとして今回の事件に関わっている千佐都を追うと千佐都は才生を介護センターから引き取り謙人のところに向かうことがわかりました。

この時、中岡からブログの内容が才生の作り話だったことを知らされました。

 

 

向かった先は才生が気に入っていた廃墟でした。

円華は謙人が乱気流の予測をして才生と共に死のうとしていることに気づきました。

 

 

才生は自分の理想じゃないと思った家族を水城と那須野の手を借りて『硫化水素』による自殺に見せかけて殺そうとしていました。

謙人は意識不明の中、その事実を聞いてわざと記憶を無くしたフリをして復讐できる日を狙っていました。

 

 

予測通り乱気流によって竜巻が起きたものの円華によって誰も死ななかったのですが才生は廃墟の下敷きになったことで重傷を負いました。

そして、気づいた時にはその場から謙人は姿を消していました。

 

 

数日後、今までの事件は事故扱いとなり、才生は自殺をしました。

謙人は行方不明になったままでした。

 

 

感想

殺人×自然現象×未来予測

予告映像にもありますが

自然現象を未来予測して殺人を犯すというのが

まさにミステリーの進化系でした。

 

自分の手を汚さずに自然現象を使って殺人を考えるとか

東野圭吾ってホント天才ですね!!

 

ベストセラー作家の考えることはやっぱ飛び抜けてます。

 

違和感のあるカメラワーク

才生と謙人が対峙する最後のカメラワークがいい演出でした。

 

謙人が才生を乱気流を予測して殺そうとするシーンなのですが

才生がブログに書いたものを一つの作品とするために

謙人を殺そうとするシーンでもありました。

 

だからなのかここだけカメラワークが

いい意味での違和感がありました。

 

まるで映画をノーカットで撮っているような

少しカクッとしたようなズームやスライドの仕方になっていました。

 

こういった違和感を入れてくるのも面白いですね!

 

青江が蚊帳の外

終盤に差し掛かるあたりから

櫻井さん演じる青江が蚊帳の外になっているように感じました。

 

流れ上仕方のないことだと思いますが

最後の重要なシーンで

その場にいるけどいる意味あるかな?という感じでした。

 

 

最後に

今作はミステリーではあったのですが

「未来が見えること」について刺さった言葉がありました。

 

その言葉は

未来が見えるということは夢を見れなくなるということ

 

未来に起きることを知りたいと思ったことが何度もありますが

この言葉を聞いて

「夢を見えなくなるのは嫌だな」と思いました。

 

将来、不安に思うことはありますが

その先を知ることで不安が取り除かれても

夢を見れなくなることはとてもつまらないことです。

 

 

 

一つの作品として面白かったし、

色々予測ができるようになってきた現代だからこそ

考えさせられるような作品でした。

 

 

それでは最後まで読んでいただき

ありがとうございました!

 

 

 

 

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