ゆずの坂

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映画の感想やまんがタイムきらら系など書いてます。

【感想・ネタバレ】「フォルトゥナの瞳」- 愛する人の死の運命が見えた時どういった「選択」するか?

今回は

フォルトゥナの瞳を観てきました。

 

神木隆之介さんと有村架純さんの実力、人気と共に高い2人のラブストーリーとして話題の作品ですね。

 

それでは感想を書いていきます。

※ネタバレあるので自己責任!

 

 

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作品紹介

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youtu.be

 

fortuna-movie.com

 

あらすじ

幼少期に飛行機事故で家族を失った【木山慎一郎】(神木隆之介)は、友人も恋人もなくただ仕事のみに生きてきた。しかしある日、「死を目前にした人間が透けて見える能力」―フォルトゥナの瞳―を持っていることに気づき、生活が一変してしまう。自分はなぜこんな力を持ってしまったのか―苦悩する日々の中、偶然入った携帯ショップで【桐生葵】(有村架純)という女性に出会う。明るく、自分に対し夢や自信を与えてくれる彼女に心惹かれていき、孤独だった慎一郎の人生に初めて彩りが生まれる。互いに惹かれ合い幸せな日々を過ごす2人。しかしそれもつかの間、突然葵の身体が透け始めてしまう・・・

フォルトゥナの瞳 || TOHOシネマズ

 

スタッフ・キャスト

原作:百田尚樹

監督・脚本:三木孝浩

脚本:坂口理子

 

神木隆之介 有村架純

志尊淳 DAIGO 松井愛

北村有起哉 斉藤由貴 時任三朗

 

 

感想

人の死が見える恐怖

今作は木山慎一郎(神木隆之介)が死を目前にした人間が透けて見える、というお話です。

 

初めてその能力に気づいたのは道ですれ違った透けている人をつけて行ったら目の前で轢かれたことでした。

 

この時はまだ能力をしっかり理解してるわけじゃないとはいえ、透けて見えるというだけでも怖いのにその人が目の前で死ぬなんて恐怖ですよね。

 

 

次に透けて見えたのがのちのち彼女になる携帯ショップで働く桐生葵(有村架純)でした。

救いたいと思った木山は「大事な話があります」と言って葵を仕事終わりに会う約束をします。

 

その後、葵とカフェで会うも透けて見えなくなっていました。

なぜかわからなかった木山は葵を置いて立ち去り、カフェの外に出ると急に心臓が痛み始めました。

 

後日、木山の元に葵が訪れると木山が会う約束をしてくれたことで命が助かったと伝えられました。

 

いつもと帰る時間がズレたことで帰り道にある工場の爆発事故に巻き込まれずに済んだようです。

 

こういったこともあって2人は付き合うことになります。

 

 

しかし、人の死を回避する=運命を変えてしまったことで少しずつ木山の体に異変が起きてきました。

 

次に親代わりになっていた会社の社長の命を救った際に心臓発作で病院に運ばれます。

そこで診てくれた医者も木山と同じ目を持っていたようで「次に運命を変えたら死ぬ」と言われました。

 

人の死が見えても救うと自分が死に近づくとかいいことなさすぎですね。

 

しかも、最愛の彼女がもう一度透けて見えるとはどうしようもない恐怖に狩られることになるとは…。

 

命を引き換えにたくさんの命を守った木山

ある日から街の多くの人が透けて見えるようになった木山。

調べると透けて見える人たちは次の金曜日に朝7時半の電車に乗る人たちだとわかります。

その透けて見える人の中には葵も含まれていました。

 

「次に運命を変えたら死ぬ」でも「葵とずっと一緒にいたい」2つの気持ちが葛藤する木山。

 

木山は葵を含んだ透けて見える人たちを自分の命と引き換えに救うことにしました。

 

木山の選択はカッコよかったですね。

命を犠牲にしてまで好きな人を守りたいと自分だったら思えるだろうか、難しい選択になりそうです…。

 

葵も同じ境遇だった 

自分の命を犠牲に葵を救った木山。

隠していましたが実は葵も木山と同じ境遇だったようです。

 

まず木山が飛行機事故で親を無くした時、その場には葵もいました。

その時にも葵は木山に救ってもらっていたのです。

 

しかも、葵にも死を目前にした人間が透けて見える能力があったようです。

なので木山が葵を透けて見えた時、葵にも木山が透けて見えていました。

 

お互いに好きな人が死ぬとわかるのはツラい展開でしたね。

 

でも2人ともこの能力があっていいことがあったと思っていました。

 

この能力があったからあなたに出会えた。

 

こんな風に思える関係性も素晴らしいものですね。

 

運命とは「何を」選択するかで決まる

今作は「運命」がテーマになっています。

 

木山は「運命」が決まっているものだからと選択するのが苦手だと言っていました。

しかし、最期は「葵を救う」という選択をすることができました。

 

仮にその選択をしなければ「木山が生きる」という運命になっていたということになりますよね。

 

人は朝起きてから夜寝るまで9000回何かを選択している

という言葉が劇中では使われています。

 

「運命」は変えられないと思う方も多いかもしれませんが選択をし続ける限り「運命」というものはいくらでも変えられると思える作品でした。

 

最後に

今作は「選択をする」ということがいかに「運命」を決めていくのかがわかる作品になっていました。

 

「選択する」ということを妥協せず、大事にしてくべきだと考えされられましたね。

 

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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