今回は
劇場版 響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜
を観てきました!
ユーフォといえば「リズと青い鳥」が公開されたのも記憶に新しいですね。
てかもう1年も経ってたのか…。
それでは早速、感想を書いていきます!
※ネタバレ含むので自己責任で!
スポンサードリンク
作品紹介
あらすじ
昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。
一見すると何の問題もなさそうな久石奏。
周囲と馴染もうとしない鈴木美玲。
そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき。
自身のことを語ろうとしない月永求。
サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!
スタッフ・キャスト
原作:武田綾乃
監督:石原立也
脚本:花田十輝
鈴木美玲:七瀬彩香 鈴木さつき:久野美咲
滝昇:櫻井孝宏
感想
さすがの京アニクオリティー
こればかりはさすがとしか言いようがないですね!
映像の綺麗は言わずもがな演出がとてもカット割りがとても素晴らしい!!
今回は新1年生の入部からということもあるのか1年生の自己紹介やこれからの意気込みなどをする場合にそのまま映像を使うのではなく、スマホで動画を撮ってる風にする演出がとてもリアルに感じられました。
音もスマホで録画してる程だから音が少しこもっていたりしていて凝っているなーと思いました!
そして、ラストの演奏シーンも圧巻ですね!
アニメシリーズでもそうでしたが演奏だけのシーンを5分近くもしくはそれ以上、流し続けても飽きさせず、むしろ鳥肌を立たせるほどの演出が凄まじかったです。
しかも、演奏中にキャラクターごとの気持ちを心の声で表現することはせずに表情と動きだけで見せるというアニメではかなり難しい表現をやってのけてしまうところがさすがの京アニといったところですね!
「リズと青い鳥」と主人公はほぼ絡まない
まあ公開の早い方って意味では今作は「リズと青い鳥」の裏側になるのですが主人公視点で考えてしまえば表側で起きた出来事になりますね。
「リズと青い鳥」では3年生のみぞれと希美の2人の関係性を見せていました。
しかし、今作ではこの2人は異常なほど話に絡んできません!
他の3年生組の夏紀や優子といった面々はだいぶ関わっていましたけどね
でも、最後の「リズと青い鳥」(楽曲)の演奏シーンでは作品を観た人なら興奮するほどの2人だけの演奏を観ることができました!
今作を観るのなら「リズと青い鳥」を観てからの方が断然楽しめますよ!
ちなみにみぞれと希美は今作では映ってはいても一切しゃべるシーンはありませんでした。
1年生を見てて心をえぐられる
今作の見所として、久美子は個性豊かな(言ってしまえば厄介な)新入生を相手に先輩としてどう向き合っていくか描かれています。
自分の方が上手いのに下手な幼馴染の方が好かれていることにヤキモキする子や苗字で呼ばれることを極端に嫌う子、実力があっていい子なんだけど何かを抱えている子。
そんな1年生を見ててところどころに心をえぐられるようなツラさを感じることがありました。
とくに実力があっていい子の奏ちゃん。
すごく可愛いんだけど久美子にカマをかけたり、いい子を装ってる感じが見ててもう怖かったです笑
まあ最後の方で久美子が奏ちゃんの話をしっかり聞いたことでその子の怖さや心をえぐられる感覚なんてものはなくなりましたけどね。
むしろスカッとしました!
後輩、恋愛、進路に悩む久美子
今作は久美子の葛藤が一番の見所だと思います。
- 後輩と向き合うこと
- 秀一との関係について
- 卒業後の進路のこと
上手く後輩と向き合えなかった時は「あすか先輩ならどうしたんだろ?」となってしまったり、麗奈に相談したり、
そんな後輩の面倒を見る立場になっていた久美子は秀一に告白されたことで付き合うようになり、
父親に卒業後の進路を聞かれてとくに考えていなかったことから悩んだり、としました。
いろんなものを背負ってしまい、悩んで振り回されたりしている久美子の姿が実際にありそうなアニメとは思えないほどのリアルさを感じました。
高校2年生の久美子としてはなかなかキツかったと思います。
それでも最終的には後輩と向き合うことに成功して、秀一との関係も部活や進路決めが全て終わるまで距離を置くことにして、進路よりも今は目の前のコンクールに集中することに決めたことで久美子は成長できたんじゃないでしょうかね。